ハワイの冬も寒い。特に2月は冷え込む。
週に最低3回泳いでいると、調子が良いので、冬の間も、ここワイコロアのプールで何度か頑張ってみた。 しかし・・・「冷たい!」 屋外プールで、しかも冷えた風がワイメアの方から吹き付けたりするので、水は冷たくなる。 泳ぐ人も数少ない。私が泳ぐときも、だいたいプライベート状態になる。 ウェットスーツを着て泳いでも、体が冷える。耳たぶが、つめたーくなる。 すぐ自宅に直行し、温かいシャワーを浴びる。 先日は泳いだ後、風邪を引きそうになった。ありがたいことに、夜、寝ている間、汗をびっしょりかいた。体がウイルスを追い出してくれたようだ。 朝起きるとスッキリ! 今週末からワシントンDCで、体調をベストにもっていかないといけない。風邪なんて、引いてられない。プールは春まで諦め、冬の間に筋トレをスタートすることに決めた。 毎朝サイクリング(坂道をこぐ!)、そして家での筋トレを始めた。 最初辛かったが、継続していくうちに、喜びに変わってきた。 15年ほど前に水泳を始めたときと同じだ。 筋トレは気持ちが良い。皆がジムにせっせと通う理由がわかった。 まずスクワットを始めたが、やり方がまずかったのと、急にやり過ぎ、腰が痛くなったので、ストップ! 改めてYouTubeなどで、じっくり研究。 プロのトレーナーなどが、パラレル・スクワットについて丁寧にやり方を説明しているものを見つけた。指示通り、やってみた。 「おお、これは良い!!」 政治関連、経済関連など、読書量、スピードを少しずつ上げている今、筋トレのおかげで、頭がさらにスッキリしてきた。 年々若くなっていく上司に、その秘訣を聞いてみた。
答えは、「筋肉トレーニング」だった。 私はここ14年ほど、水泳を習慣づけている。東京で仕事をしていた頃、水泳をスタート。仕事後、終末せっせとプールに通い始めた。すると、夜のせき込みがストップ、お通じがスムーズになり、生理痛がおさまり、体力がついてきた。風邪もほとんどひかなくなり、食生活も、より健康的になった。 水泳だけでなく、筋トレの重要性は、昔から聞いていた。 「よし!筋トレをスタートだ」。 主人と少し前引っ越してきた今の場所は、コナよりもフラットで、適度な坂道があり、住宅街が広がり、自動車も少なく、飛ばさない。 サイクリングにはうってつけの場所だ。 朝一番、サイクリング用ヘルメット、パンツなどに着替え、サングラスをかけ・・・と最初は面倒だったが、これも習慣づけると、楽しくなってきた。 最近は、やらないと気持ち悪くなってきた。 ここまできたら、こっちのものだ。 最初は上り坂を、「わー辛い、ゼーゼー」という感じだったが、最近は、ペダルをこいでいると、足、太ももなどに筋肉がついてくるようで、嬉しい。 鍛える喜びを感じ始めている。 この地域は空気も澄み切っており、特に朝の空気は格別。最高。フラットな場所では山、空、海の風景を楽しみつつ、坂道では一生懸命ペダルを踏む。 さらに、一日の中に、スクワットを少しずつ、取り入れている。 これら無理のない筋トレを継続しつつ、朝夜と仕事の合間のストレッチも欠かさない。 最近、以前にも増して前向きになり、精神力が強くなってきた感じだ。 今月末の仕事のビッグイベント、春の音楽コンサートに向け、体力アップを図りたい。 「ハッピーバレンタインズ・デイ!」との言葉が交わされる今日は、朝からゴージャスな風景が目を喜ばせてくれた。
充実した一日を終え、夕方ふと、「あ、外を見なくちゃ!」と思い、すぐにドアを開けてみたら、突風の中、鮮やかな虹が目の前に! 今日、2度目の虹だ! (以下の写真では、生の美しさがほとんど伝わらないが・・・) 日々、政治関係の勉強を進めている。今月末のワシントンDC近郊での大きな政治イベントに向けて、基本、上司の饗庭さんがどのような場でスピーチ、またアメリカの要人と会合をもてたとしても、通訳対応できるように、だ。
仕事が忙しくなるほど、私にとって音楽活動は欠かせない。 昨夜も合唱団の練習に向かう。 ディレクターのスーザンが言っているように、「ギア」を大幅に急きょ入れ替えだ。間の複数のギアが完全に吹っ飛んでいる。思いきりリズムに合わせ、歌い踊るゴスペル、スピリチュアルから一転。 春のコンサートの曲のひとつ、Fauré Requiem の練習がスタートした。 KCSメンバーたちの多くは以前、このレクイエムを歌っているそう。 私は初めてだ。 スーザンにとっては、この曲は、音楽の指導、感化を強く受けたお父さんのお葬式にも演奏された曲。また生前、彼女のお父さんがオアフで、亡くなった若者のためにお葬式で指揮をされた音楽。当時子供だったスーザンが、お父さんの涙を初めて目にしたのが、この時だった。 様々な深い思い入れのある音楽を、今春の楽曲のひとつに選んでくれた。 昨夜、作曲者の背景など、共有してくれた。 私が彼女の音楽の指導で惚れていることは、音楽へのパッション、インスピレーションだけではない。 彼女はその音楽面でのしっかりしたアカデミックなベースをもとに、各作曲家が生きていた時代の社会的背景、宗教、文化、政治、国家の状況、国際情勢などを理解し、作曲家をより深く知り、音楽の深み、味を共有しようとしてくれる。 彼女の溢れるエネルギー、パッションに感化され、今回またひとつのコンサートを大成功させた団員たちは、新たなコンサートに向けて、キラキラ輝いていた。 先日金曜日夜のKCSのコンサート、大盛会!
大きな教会が満員となった。 リハーサル中、ちょうど太陽が沈んでいくのだが、ステージの私たちの顔を夕陽が直撃。指揮者スーザンがまばゆい光に包まれ、表情もさっぱり見えない。 ステージのリハは早めに切り上げることとなった。 ビデオがFBにアップされていた。以下の曲目、ソリストの声もゴージャスで、団員もノリにのっている。 https://www.facebook.com/stephen.cline.50/videos/10157313071666424/ 私も、自分なりにしっかり練習、準備をし、本番は思い切り心を込め歌った。しかし、まだまだ表現力、曲への入り方など、反省、改善点がたくさん見える。 自らのパフォーマンスを、こうしてビデオなどで客観的に見て反省し、改善、向上させていくことは大切だな、と感じた。 隣のアルトの友人は、口もしっかり開け、歌詞が伝わってくるようだ。体ごと、音楽に入っている。他の多くの団員たちも。 「伝えているつもり」「表現しているつもり」ではダメだな、と感じた。 最後、団員は皆、一人ずつステージから降りて、”This Little Light of Mine”を歌いながら、観客の間を歩いていく。そして最後は観客をぐるっと囲み、歌った。 私も真ん中の列を歩いていきながら、歌いつつ観客一人一人と目を合わせ、笑顔で感謝を伝えていった。その時、たくさんの優しい笑顔、感謝に満ちた表情、言葉がたくさんかえってきて、ついに胸いっぱいになり、泣いてしまった。 コンサートを重ねるたび、魂に、たっぷり御馳走を頂く感じ。今回も、爽やかな満腹感に満ちた。 しかし、週末はグロッキー気味だった。もっと筋肉トレーニングをして、体力をつけなければ。 今月末は、ワシントンDC近郊での最大政治イベントがあり、上司の通訳のため、飛ぶ。 こちらのパフォーマンスも、さらに高めていけるよう、これから猛勉強だ。 |
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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