12月18日、奇跡が起きた。
コナでの運転路上テスト、晴れて合格!(かろうじて) 「ヤッター!」というフワフワした感じはなく、「ホッ!」と一安心。 安堵感。「試験官に指摘された弱点を含め、これからさらに練習を進めなくては」と強く自覚した一日だった。 超怖がりの私が、何とここアメリカで、大きな日産トラックで、しかもこの冬場、人口がグッと増えるコナのダウンタウンで路上テストを受けることになるなんて、想像もしなかった。 ハワイ島に移住してから、大阪の町中で生まれ、東京で仕事をしたりしていた私が、いかに公共交通機関に恵まれていた環境にあったか、しみじみ実感した。 しかし、満員電車は、微塵も懐かしいなんて思わないが。あの日本の都会や周辺の、異常な朝夕の通勤地獄状態は、ひどい。 ここは政治が仕事をしていないな、政府が介入して解決しないといけないのでは・・・とずっと感じていた。 ロードテストの話に戻るが、半年前の1回目のテストでは、練習が全く足らず、不合格だった。深く反省し、その後、猛練習した。 主人の大いなるサポート、勇気、辛抱、尽力・・・。心から感謝!! 友人たちの励まし、そしていろんな人々のサポートのおかげで、ここまで来れた。 試験に向けて、必死で練習している最中のこと。横で主人が、 「由美子、皆、世界中からお金をかけて、この島に飛んできて、ハワイのこの美しい景色、ドライブを楽しんでいるんだよ。由美子は、今まさにそれを体験しているのだから、味わい、楽しまなくちゃ」なんて言われたが、楽しむどころか、必死だった。 車線変更、合流、スピード維持、遠くの信号の状況・・・運転って、なんてマルチタスクなんだろう! 練習中、路上の運転している人びとが、皆、凄い人々に見えた。「何て勇気あるんだろう!」 そして、練習時間が60,70時間を超えた頃だったか。運転が楽しくなり始めた。 この2019年は、私の人生の中でも、ビッグ・チャレンジが続いた。 今回、その一つを、無事達成。 アメリカは、大チャレンジを次々与えてくれる。 新年2020年は、さらなる大挑戦が待っている予感をもちつつ・・・。 私個人の一大プロジェクトを進めていきながら、仕事、勉強、そして音楽活動と、てんこ盛りの日々だ。
先週末は、コナの大きなカトリック教会で、クリスマス・コンサート。大盛会だった。 毎年新たな曲目を加えながら、クリスマスをより深く味わえる機会を与えてくれているディレクター、スージーには、心から感謝! この新しい大きな教会は、エアコンがある、と聞いていたので、「今回は」と期待していたが(昨年はコンサート当日壊れていた)、暑かった。 何と教会のドアが全部開かれているではないか。どうやら、会場に人が入り切れなかったようだ。そのため、ドア全開、外で聞けるようにした。 嬉しい悲鳴だ。 そしていよいよこの週末は、メサイア・コンサート。 毎年味わいが深くなるヘンデルの「メサイア」。そして新曲。 今回は私たち合唱団にとって、初めての会場だ。 スージーの、「Go with the flow!」「どうか、流れに任せて柔軟にね」「何があっても、前向きに」「不平不満を言わないよう」 などの指示に、今からドキドキ。 ロジスティックス担当メンバーのパーキングの話を聞き、「うわあ」。 客席は正面でなくサイド?! いつものシェラトンホテルのボールルームでのコンサート、先日の教会でのコンサートも、舞台裏ではバタバタ。 メンバーの性格の新たな発見(もちろん自己発見も)もあり、いろんなドラマが見えて面白い。 今回、「何があってもバタバタしないように」と言われ、「よし、すべてを楽しもう!」と決めた。 ちなみに今回の新会場は、大学内の、屋外円形劇場だ。 雨、嵐の中で歌い、演奏する、というイメージでなく、コナの町に私たちの高らかな歌声が響き渡るイメージをもとう! Kona Choral Society サイト https://konachoralsociety.org/ |
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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