皿洗いなど簡単な家事、または用意をしながら、アメリカの政治、経済、金融ニュースを聞いている。 昨夜もビジネスニュースを聞いていたとき、ついにヘッドフォンが壊れてしまった。安価のものだったが2年以上、頑張って使用に耐えてくれた。 その直前、何と主人のヘッドフォンも壊れた。 通常、主人は早朝からのハードな仕事の後、やっとリラックス、寝転がってヘッドフォンでテレビなどを見ている。 私はその最中、ヘッドフォンでニュースなどを聞きながら家事。 お互い見たいものをじっくり見れるシステムだ。 ただし料理や火を使ったりする仕事の時は、決してニュースなど聞かない。 危険だからだ。 しみじみ実感していることは、語学の勉強、そして音楽の練習もそうだが、耳から入る音は、頭に残っていく。 何度も繰り返し聞いていると、今度は口から自ずと出てくる。音楽のメロディーも、自然と頭に残り、歌えるようになる。 17歳の時、本格的に英会話を始めたときも、まずNHKラジオ講座の英会話を聴き始めた。1週間のスキットを録音し、それをためて、家事をしながら繰り返し何度も聞き続けた。 このプログラムには、重要な文法、実用的な表現、アメリカの文化など織り込まれており、非常に良いプログラムだった。 これを聞き、しっかり勉強することを習慣づけたことが、受験勉強へのジャンプ台になった。またその後、海外生活でも大いに役に立った。 最近でも、環境が許すときは、夜シャワーを浴びながら、合唱団の曲目のアルトのパートを繰り返し聞いていた。 耳から入れる英語、耳から入れる音楽のメロディーは、非常に大きな効果があることを実感している。 (飛び回った後、急にまどろむ子猫ちゃん。ハナイ・ファミリーのおうちで) しばらく前のこと。
「真夏が過ぎた。さあ!これから読書量を上げるぞ」と意気込んだが、一向に涼しくならない。逆に温度が上がっていくように感じた。 ここは10月は暑い、と聞いていたが、本当だった。 ここ熱帯地域の、高台ではあるが、そんなに高くない場所で、10月になると温度が下がる、と見込んだ私が甘かった。 今のおうちは、環境は静かで最高だが、建物に屋根、壁に断熱材が入っていない。そのため、コナの太陽の熱を燦々と受け、家の中にしっかり取込む。そのため家の中は「ホット・ボックス」状態。 ここ数か月、午後はほとんど仕事にならなかった。生活にも支障をきたすぐらいの暑さだった。(読書をしたり、食事をすると、吐きそうになった) 外は気持ちが良い温度になってきても、家の中は、プラス華氏30度くらいあったと思う。 ここハワイに来てから、住宅環境について、たくさんの事を学び、考えさせられた。日本では、まず考えられないような状況にも接した。 昨年はダウンタウン近くに住んでいたが、今年はそこから離れたこともあってか、このハロウィーンの季節、気持ちの悪い飾り物などには、あまり触れなくて済んだ。 今年はいろんなお店などに行っても、気のせいか、かなり控えめな感じがしている。 ある大きなお店では、ハロウィーン関連の気色悪い人形や飾り物は、角の方に押しやられていた。クリスマス関連のデコレーションが真ん中にドーンと飾られていて、ホッとした。 ハロウィーンは、楽しみ方によっては、それなりに面白いかもしれない。しかし、あまりにも度が過ぎている印象もぬぐえない。 コナの合唱団の、今季曲目にはクリスマス関連も多い。これらの曲を歌いながら、癒され、護られつつ、この苦手な季節を乗り切っていこう。 私の市民権取得を祝ってくれた周りの仲間や友人たちの中には、日本行きの旅を企画し、心待ちにしている人たちがいる。
来週から、それぞれ主人を連れて日本に行く友人たちは、「日本語が話せる友人がいるの!だから何とかなると思う」と随分前から楽しみにしていた。 私は、「最近は日本人も、特にビジネスマンや若い人は、英会話ができる人も増えていると思うので、話しかけてみて!」と伝えた。 世界のあらゆるところを旅した私の思いとして、最も心に残っているのは、その土地の美しさ、見聞きしたものもさることながら、その土地で交流した人たちとの思い出だからだ。 別のアメリカ人カップルは、義理のお孫さんが日本の空軍基地に配属となったそうだ。自分たちも2年後、日本行を企画しており、「とっても楽しみ!今からワクワクしている」と。 私の合唱団は、私が入る少し前、日本ツアーも行っていた。皆、「最高だった!」と。 治安が悪かったり、良い印象がない国には、お金を使って旅をする人は、ほとんどいないだろう。 日本は愛されているなあ、と感じることが多い。 私はアメリカ市民になったが、米国パスポートにも、「出生国日本」と明記されており、これは一生、変わることはない。 私の事を知らないアメリカ人や海外の人たちは、初対面ではまず「日本出身ですか?」と聞いてくる。 一旦おしゃべりを始めると、私は、彼らが抱いている日本人イメージとかなりかけ離れているようで、驚いている様子も伝わってくる。 最近は、それら、周りの反応を見て楽しんでいる自分がいる。 (ハワイのお母さんのおうちにいる子猫ちゃん!) 先日、コナの合唱団の仲間が、私の市民権取得への、サプライズ祝福をしてくださったが、そのシーンのビデオを仲間が切り取って送ってくれた。
素晴らしい国家斉唱! この仲間たちとともに、いつかワシントンDCで大統領の前で歌いたいな! https://www.youtube.com/watch?v=oe1tjjnEP7k&feature=youtu.be&t=5341 仕事の電話会議は緊張する。 ワシントンDCやシカゴ、東京のメンバーがつながり、私はここハワイで通訳。 相手の顔、姿が見えないところでの通訳は、集中力が半端でない。 ミスがないよう、言葉が落ちないよう、増えていくアジェンダについて重大な内容、深まる議論について正確に通訳しないといけない。 会議当日は、朝から準備をスタートする。頭のウォーミングアップを行う。 ずっとスマホを片手にもち、頭にあてて通訳をしていた。すると会議後、たまらないストレス、疲れを感じた。 しばらくして、ふと気づき、マイク付きヘッドフォンを使用し始めたら、それ以来、肩、腕へのストレスはグッと減った。 しかしやはり、終わったら肩が凝り、頭が疲れる。 その後、読書などしたくても、効率が上がらない。 やはり、朝、水泳など運動を日常的に取り入れる生活スタイル、環境作りが必要だ、と実感している。 こういう中、音楽は私を心身両面で大きく支えてくれている。 11月半ば、東京で仕事の大イベントがある。この上なくワクワクする仕事だが、同時にストレスも増えてくる。 忙しくなるほど、音楽は私にとって、精神面の健康、衛生上、欠かせない。 12月のコンサートに向けた、今季の音楽ラインアップは、歌い込むほどに、その音楽の美しさに、惚れ惚れする。 楽曲を、すでに他の合唱団、グループがコンサートなどで歌っているものがYouTubeなどにアップされており、複数のものを聴き比べている。 「あ、ここは入りが甘いな」「お腹の支えが必要だな。音が落ちてきている・・・」なんて、生意気に批評しながら、自分の練習材料としている。 何て美しい音楽の数々・・・ See Amid the Winter's Snow https://www.youtube.com/watch?v=2IzPZDfaFIc&feature=youtu.be 昨夜、以下の音楽を聴いてベッドに入った。そして夜、何とも言えぬ温かな愛、優しさに満ちた夢を見た。 No Eye Had Seen https://youtu.be/BQOX5Cxkz-Y 音楽は、私を本来のところに戻してくれる。 |
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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