朝、気分転換に外に出て、海の近くでのんびりした。
サザンオールスターズの音楽、桑田さんの歌を聞いているうちに、何ともいえぬ思いがこみ上げてきた。 その歌詞、美しい音楽に涙が溢れた。 海の輝きが見えてくる、風景が優しく見える、大自然の美しさがカラフルに迫ってくる。 人々への優しい思い、日本への愛おしさが湧いてくる。 周りのアメリカ人カップル、家族たちが、海を背景に輝いて見える。 人々のやりとり、ドラマがふんわり伝わってくるような感じがした。 桑田さんは、天才だ。 桑田さんは以前テレビで、 「音楽の神様から曲のインスピレーションを受け取っている」というようなことを述べておられたことがあり、とても印象深かった。 人の感覚を開き、体の細胞を目覚めさせてくれる。 感動的な音楽は、心を優しくしてくれる。 以前、東京で通訳など仕事をしていたとき、通勤時など一駅くらいスタスタ歩きながら、イヤホンで音楽を聞いていたことを思い出した。 音楽は、私の人生に欠かせない。 ワシントン出張から無事、ハワイに戻ってきた。
今回、たくさんの会議があり、多くの人々と出会い、絶えず緊張感が続いた。 DCの町のエネルギーは好きだし、宿泊ホテルでもぐっすり休めたのだが、それでも出張中は緊張しているのか、やはり家に戻ってくると、ホッとして深く眠れる。 いつも、コナから西海岸の空港に飛びそこからDCまで乗り継ぐ。帰りはその逆だ。 いつも実感することなのだが、帰りのハワイまで飛ぶ飛行機の乗客から感じる空気が、他の便とは全く違う。ハワイ行のゲートに来ると、空気が全く違う。 乗客には、バカンスで旅をする家族連れ、ハネムーンのカップルなどの顔ぶれ、シニアカップルなども多く、ホッとした空気、人びとのワクワク感で満ちている。 確かに、他の地域から乗り継ぎしてくる人々も多く、皆、長旅ですでに疲れてはいるが、それでも何か、柔らかい空気を感じる。笑顔も多い。 私自身も、まだ空にいるのに、ハワイに近づいてくると、温かく包まれるような感覚に満ちてきて、ホッとする。 今回の旅でもいろんなドラマを目にした。特に、帰りのコナ行の飛行機で隣に座られたカップルとの出会いは、深く心打つものとなった。 コナの合唱団のメンバーになった!
夏休みが終わり、新たなセメスターが始まった。無理があるから来期スタートにしようかと思った瞬間もあったが、思い切って今スタートして良かった! メンバーはアロハがいっぱい、笑顔で温かく迎えてくださった。 ディレクター(コンダクター)のスーザンのエネルギッシュな指導は、形にとらわれ過ぎない姿勢を私たちに問うているようだった。 人間の体は、素晴らしい楽器。その姿勢、ポジションで音が決まる、というような指導があったように思うが、私がカレッジの時にコーラス部で教えていただいたエッセンスのひとつ。 心から共感できる。 また、歌はパッション。歌は情熱。 魂から歌うように。彼女はそれら、一番大事なことを、一生懸命に伝えようとしるのを感じた。 彼女の楽曲を作って行く妥協のない姿勢がビンビン、レッスン中に伝わってくる。 私も音楽活動から長い間離れていたのに、彼女のタフなレッスンに必死についていこうとしていると、体が覚えていること、過去の体験、知識などが、ワアーーーーーーと蘇ってくる! (続く) |
Author
An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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