先週の金曜日夜、コナの町のSt. Michael Churchで、私が所属する合唱団KCSのコンサートがあった。
大きな教会は、満員。立っている方もおられた。 KCSのスピリチュアルとゴスペルのこのコンサートは、今年4回目。(私は3回目!)団員も大好きで、コミュニティからも楽しみにされているイベントだ。 何と、まだコンサート途中なのに、会場中スタンディング・オベーション! またある曲の途中では、たまらなくなって、立って踊りだす観客も。 涙、笑い、そして「シャウト!」 新しく美しいこの教会の中で、熱気、感動が広がっていた。 アフリカン・アメリカンのソリスト、ビンティの声は、グーッと心の奥に染み込んでくる。素晴らしい歌声だ。 その彼女が、”Lift Every Voice and Sing”の最初の部分をソロで歌い始めた。「リバティ」という歌詞を聞いた途端、私は泣いてしまった。 (この音楽の歌詞は素晴らしい。以下私の好きなYouTube。 https://www.youtube.com/watch?v=gPt1__b-DgI ) コンサート終盤、皆で「We Shall Overcome」を歌った。 “We shall live in Peace”を合唱していた時、私はついに号泣。 歌えなくて、ブルブル震えていたら、隣のメンバーが、グッと抱きしめてくれた。 (後日、彼女曰く、このご時世ハグしちゃっていいのかしら、と一瞬思ったけど、もうじっとしていれらなくて抱きしめちゃった、と。彼女もコンサート前のオアフ島でのキャンプ練習で、ある曲の練習中、号泣したそうだ) 私は彼女の手をグッと握り、感謝を伝え、そして歌い始めた。 音楽演奏は、霊的、知的、そして体力的に、かなりのエネルギーを消耗する。 特に今回の曲目、スピリチュアル、ゴスペルは、物凄いエネルギーを使う。 でも同時にそれだけ、深い喜び、高揚感、感動、共感、悲しみ、感動、勇気、解放。。。様々な感情を体験できる。 ディレクターのスージーは本番、指揮台で、何と裸足で指揮をしていた。 踊ったり跳ねたりするところがあるので、裸足の方が自由だったのかもしれない。 昨夜のリハーサルで、団員たちは、コンサートの感動、頂いた反響を共有した。 あるメンバーが、以下の記事を共有してくれた。アメリカ人の6人に1人(!!)が合唱団で歌っており、健康に寄与している、と。 https://www.post-gazette.com/ae/music/2020/02/03/Pittsburgh-Concert-Chorale-chorus-singing-health-Pittsburgh-Mendelssohn-Choir/stories/202001290111?mc_cid=a91cc7e4ce&mc_eid=bdfd9f4c87 この数はかなり大きいようだが、ここ個人主義、プライバシーを重んじるアメリカの社会の中では、人びとはともすれば孤独になりがち。 特に、オンラインでショッピングや様々な用事もこなせるようになっている昨今、他者との触れ合い、コミュニケーションも、減ってくる可能性もある。 音楽活動を通して、それぞれに強い個性をもった人々が、時には摩擦なども体験し、ストレスも感じたりする。また笑い、楽しみ、共感し、共に音楽性を深め、技術を高める。共に人間性を磨き合い、成長していく。 これらの体験は、魂にとって、物凄く貴重な体験だ、と感じる。 KCSのサイト(今シーズンは、ソプラノ・アルトは満員御礼で締切。テノール、バリトン、ベースは募集中) https://konachoralsociety.org/ |
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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