東京で翻訳、通訳の仕事をしていたときのこと。パソコンに一日向かって仕事をする日々が続いていた。
週末が近づいてくると、体中、表現し難い辛さを感じていた。 そして、水泳をスタートした。 プールでひと泳ぎした後の気持ち良さ!! 仕事後、ほぼ毎日プールに通うようになった。 ラッキーなことに、当時住んでいたマンションのすぐそばに、おそらく関東でも指折りの大きなスポーツセンターがあった。大きなプールも完備されていた。 冬、オフィスで周りの人々が、「寒い!」と言いつつ出勤する中、私はいつも体がホカホカしていたのを覚えている。 この頃から、風邪をほとんど引かなくなった。 心身がベストコンディションのとき、どんな状態かを覚えた私は、これが基準となった。その後、自分の心身の状態を客観的にチェックするようになった。 そして、ベストに戻そうと、努力するようになった。 そしてハワイ島に移住。 公共交通機関が、ほぼ機能していないこの島で、いかに習慣的に海、プールへのアクセスをもつかが課題となった。 これが、怖がりの私が、車を運転しざるを得なくなった最大の理由でもあった。 ソプラノ歌手野々村彩乃さんが高校3年生の時、センバツ高校野球大会での「君が代」を独唱された時のビデオをふと見つけた。
私は凍り付いた。 https://www.youtube.com/watch?v=c8p0H0cwLkQ 素晴らしい歌声! 太みのある、惹きこまれる歌声。素晴らしい。 日本の国歌を、このように朗々と、美しく、たくましく歌える人の存在を、また一人知ることができて、とても嬉しい! 彼女の趣味は、「歌う事」「寝る事」「食べる事」である、とウィキペディアで拝見し、こちらも共感! 自らのためだけでなく人のために歌いたいという考えのもと、「心からそして芯から歌うこと」を重要視している、と拝見。 素晴らしい。 私自身、歌を追求している中、このような歌手の方を知ることができ、感謝だ。 私の所属する合唱団KCSで、今シーズンは何と、日本語歌詞の曲目がある。 「HISAKATA NO」 歌詞は、 「ひさかたの光のどけき春の日に 静心(しづごころ)なく花の散るらむ」 紀友則 作 『古今集』 歌の歌詞、意味を理解しないと、歌の世界を描けないし、心がこもらない。 私もまさに、「ひさかたぶり」に、枕詞などの勉強をスタートだ。 香港での出来事に圧倒された私。帰りのハワイ行きの飛行機で感情的になり、グッタリしているとき、ある映画に出会った。
「Breakthrough」 普段から政治、経済関連のニュースをたくさん見ている私は、複雑な政治ものの映画などは見れない。実世界の出来事で、もう十分。 そのため、コメディなどを選ぶことが多い。 しかしこの映画は、タイトルと写真から、何か伝わってくるものがあった。 見ながら寝ようかな、と思って、見ているうちにどんどん惹きこまれ、ついに最後まで見いっていた。 実話に基づく奇跡のストーリー。 信仰、愛、がテーマだと思う。 その後、この物語のモデルになった実の男の子とその母親のインタビューをYouTubeで見た。 男の子の言葉には、特別な力がある、と感じた。 YouTubeは、他の様々な奇跡の出来事、天使との遭遇体験などを紹介していた。 アメリカでは、天使との遭遇体験も多いなと感じる。 天は、この人に奇跡が及ぶとその後の人生、この人はその体験を通して多くの人々を救う、光を広げるお仕事をするだろう、と判断された時、奇跡を与えられるのな、と思った。 私自身の霊体験を改めて振り返ってみた。 アマゾン、日本での強烈な体験は、音楽(歌)を伴うものだった。 その後の人生を示唆するものだった、と感じている。 これは、凄い取材です。
私自身も触れた、香港、そして現地の若者たちの声を、しっかりリポートしています。 https://the-liberty.com/article.php?item_id=16243 「民衆の歌」https://www.youtube.com/watch?v=zhQIOfDQdCo 今回の東京でのJCPACイベントは、今年で3回目。2日間で参加者が、何と総勢2000人を超えた。
参加者は、皆、熱心に、海外の、日本の各分野の専門家、活動家たちの迫力ある話に聞き入っていた。 凄い情報量だろうな、と感じる。 2年前のJCPAC1回目は500人、昨年の2回目は1,000人、そして今回は2000人をついに超えた。 私は、イベント総合司令官の饗庭さんの動き、主催者JCUスタッフ、共同主催者ACUのリーダーたちの動きを、一部ではあるけど、この目で目の当たりにしながら、その動き、マネジメント能力の高さ、そして彼らの「タフさ」に感動した。 現場に触れ、世の中の動き、問題から目をそらさず、しっかり見据え、取り組む。仕事は、淡々、粛々と進めていく。 真剣勝負ではあるが、リーダーたちとの会話は、ユーモア、笑いが絶えない。 私は饗庭さんの通訳で最前線の対話、交渉、そこでの緊張を一緒に体験しているが、毎回、いろいろ「発見」「気づき」がある。 先日JCPAC2日目の朝、私はすでにストレス満タン状態になっていた。 イベントが始まる前から、迫力ある対談の通訳などに関わっており、私のテンションはすでにマックス近く。 感性、感度が高いことは、とても重要だ。ただ、このような大きなイベントの中核に関わるとき、様々なエネルギーが集まってくるのを実感する。そこには、純粋に応援しよう、というエネルギーばかりではない。 そこに集まる、あらゆるエネルギーを体いっぱいで感じていた私は、2日目の朝、ついに、饗庭さんにブツブツ漏らしていた。 その時に頂いたお言葉、「鈍感力を身につけなくちゃ」 鈍感力! クリエイティブな仕事、例えば執筆や音楽活動などでは、感性を研ぎ澄ませ、オープンにしていないと、良い作品、新たなものを生み出していけない。 しかし、このようなあらゆる雑多なエネルギーが集まる場所では、すべてをオープンにしていたら、つぶれてしまう。特に政治を扱う場での波動は、かなり荒くなる事が多い。 鈍感力。これだ。 マイナスのものは、まともに受けない。どんどん気にせず、受け止めず、流していく。この鈍感力を身に着けなくては。 もちろん、いつも鈍感ではダメ。 「敏感」「鈍感」のスウィッチを切り替えできるように、とのアドバイスだった。 また助けていただいた!饗庭さん、ありがとう!! |
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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