引っ越しの大変な最中のこの週末に、KCS合唱団コンサートの舞台に立てることができたのは、ひとえに主人のサポートのおかげだ。
心から感謝している。 シェラトンホテルでの「メサイア」コンサートに、引っ越しの後片付けを一段落させた主人は、ハワイアン・ファミリーたちと駈けつけてくれた。 本番に向け、KCS指揮者スーザンは、口を酸っぱくして私たちに繰り返し、呼びかけていた。 「感謝、喜びに満ちて歌おう。その喜びを、どうか観客の皆さんと分かち合おう」「皆、楽しもう!」 「退屈な合唱団だけにはなるな!」 リハーサルでは、「鶏ソング」も試したスーザン。おかげで、団員は皆、リラックスしてきていたようだ。 500人ほどのキャパをもつ会場は、満員御礼。 数十人のオーケストラ、100人を超える合唱団員による演奏。 そろそろ、コナにも本格的なリサイタルホールが欲しい!多目的の、日本やアメリカ本土にあるような・・・スーザンや団員の思いは増してきた。 「コナに素晴らしいリサイタルホールが実現するのをイメージしよう!」とスーザン。 私も彼女の呼びかけ通り、シェラトンのコンベンションホールの後ろの壁を突き抜けて、昔歌った、懐かしの大阪のフェスティバルホール(数千人入る)で歌っている感覚を呼び起こし、そのイメージで歌い続けた。 今回のスーザンの選曲には心から感動。 最初のアマゾン音楽(アカペラ)は、観客の度肝を抜いたようで、大反響。その後、「チーフシアトル」のアカペラ。クリスマスの美しい音楽の数々。そして「メサイア」。 主人やハワイアンファミリーは、「今年のメサイア・コンサートは、昨年よりも良かった、楽しめた!」と。 シンガーたちが、より音楽に入りこみ、表現していた、と。明るく弾んでいたようだ。 私も合唱団の掲示板に、「自分のパートの中に隠れてしまうのでなく、他のパートのメンバーがすぐ横にいても、堂々と歌えるようでなくては」など偉そうな意見を先日投稿したばかり。 すると何と、この日、ある曲でソプラノ・ソロ(凄い迫力。高音の響きは、昇天しそうになるくらい)のエミーのすぐ真横で歌う羽目になった! さすがにドキドキしたが、横でガンガンに歌う彼女の情熱、迫力に触発され、私もより深く音楽に入れた! コンサートが終わった後、鏡で自分の顔を見ると、肌が艶々して輝いていた。 翌日、ここのワイコロアも爽やかに晴れあがった。 クリスマスを前に、祝福の息吹が広がっているのを実感している。 (以下、コンサートから一部。 https://www.facebook.com/KonaChoral/videos/580169725738960/ https://www.facebook.com/KonaChoral/videos/750040768691622/) https://www.facebook.com/susan.mccrearyduprey/videos/2283318435025584/ 「ハワイ引っ越し騒動」とかいうタイトルか何かで、本が書けそうだ。
ここしばらく、まるでドタバタ・コメディー映画のような体験をしている。 ハワイ島に移住してから、ここハワイでの住宅、生活事情、オーナーや同居者とのコミュニケーション、家の建築構造について、あらゆる貴重な学び、たくさんの経験をしている。 これらがすべて、いつか大きく役に立つだろう、という実感がある。 いつの日か、主人と私たちのスウィートホームを持てるようになった時、これらの学びが、こだわり、点検要素となるだろう。将来、家を持てた時、引っ越ししてから後で後悔しないための、重要な知識、知恵へと熟成していくことを願っている。 この12月、主人とワイコロア・ビレッジへ引っ越し。 そして先日の週末は、コナのパビリオンで合唱団のコンサート。 引っ越し作業を終え、コンサートへ、とまさにクレージーな週末だった。 今年、コナの夏は例年よりかなり暑かったようだ。火山からのボグが減り、空は澄み切った青空で、連日目を見張るような美しさだが、日光はさえぎられることなく、そのまま地上に照り付ける。 そのため、エアコンのない建物内の温度と湿度は大幅に上昇! 土曜日の合唱団のリハーサル。暑い・・・。ついに、ひな壇の上の方で、一人若い女性が倒れた。すぐに復帰したようだったが、空気が一瞬固まった。周りのメンバーも汗が噴出している。(彼女は本番、同じくメンバーの主人に手を握られ、笑顔で登場) 「大型扇風機が必要だー!」と私も声をあげた。メンバーたちも翌日ファンを10個近く集めたようだ。 そして本番の日曜日。 会場はフルハウス。外の芝生にも人々が溢れている。 パビリオンの中は、暑い・・・。私の隣にいるアルトのメンバーも、顔中から汗が噴出し、「あー、やばいやばい・・・」 アマゾン・ジャングルの歌は、感覚がかなり近いものがあり、かなり入れた。 後に続く数々の美しい冬の音楽、クリスマスの音楽・・・汗をかきながら、なかなかイメージが湧きにくいな・・・ 私の大好きな冬の音楽を歌っていた時のこと。 突如、横から2人分くらいの体重が私にガーッとのっかかってきて、私はバランスを崩した。 ショックで、この後の記憶がボヤッとしている。ひな壇から落ちたのか、周りのメンバーにぶつかって支えてもらったのか・・・ 気が付くと、足元に私のすぐ後ろのひな壇にいたメンバーの頭が!! 彼女は目を開けてブツブツ言っている。すぐに彼女の頭を起こし、ライザーに皆で横たわらせた。 彼女はすぐ病院に運ばれ、その日中に帰宅したそうだ。ホッ!! どうやら彼女が倒れ、まず私の横にいるメンバーにもたれかかり、そのメンバーも私にもたれかかり、ドミノ倒しになったようだ。 しかし怖かったなー。 詳細と思いを後で皆に伝えると、メンバー曰く、 「由美子、これからアメフトのような装備をしないと!」 すでに、この出来事も笑い話になっている・・・ メンバーの中には看護師などもおられ、対応は早い。倒れた彼女は、来るメサイア・コンサート(16日)に向けて、すでに練習にも参加している。 彼女は手術後のリハビリ中だったようだが、無理をしたのだろう。今度はエアコン付きの会場だが、無理をせず、座って歌う予定だ。 コンサートは大盛況だった!特にアマゾン・ジャングルの音楽が大好評!(やっぱり・・・) 日本(合唱団は数年前日本ツアーを行った)やアメリカ本土にある、音響効果の良い、エアコン付きのリサイタル会場がコナに必要だ、その誕生を皆でイメージしよう!!と呼びかけあっている。 |
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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