新たな展開が始まった。
先週ワシントンDCで4日間、JCU議長の饗庭さんの通訳。 米国連邦議会の議員、スタッフ、シンクタンクの方々などたくさんお会いし、ニュースメディアの取材を受け、密度の濃い連日となった。 私は日々、ハワイ島のコナで淡々と勉強、また仕事を重ねている。そして最近、急速に政治関連の理解度が増してきて、面白くてたまらなくなってきた。 そして全く同時に、仕事のステージが格段上がり、新たな局面に入った。 そのプレッシャー、仕事量、ステージが急速に上がったことに、ワクワクしつつも不安になりピリピリしていた。 私はいい加減なようで、結構、仕事では完璧主義なところがある。 それに気づいた上司の饗庭さんが、ある一転語(心機を一転させる、の意。仏教用語)を私にくださった。 「ハワイで準備をされているときは、完璧を目指していく、その姿勢で良い。 でもワシントンに来たら、本番では、力を抜いて、リラックスすればいい! いつも、エリック(私の主人)と楽しく会話しているように、楽しんでほしい」 「そうか!そうだった!」 このお言葉を頂いた瞬間、肩の力が抜けた。 楽になり、心境がグルッと一転した! この言葉を、今夜、大統領討論会に臨むトランプ氏に届けたい。 「リラーックス!!」 (続く) アメリカに来て3年以上経つ。
目標は常に高く、「ネイティブになりたい、ネイティブの英語を目指す」との思いで、私なりに努力してきた。 そして最近、「英語って、本当に美しい言語だなあ」としみじみ感じられるところまできた。 英語で会話したり、話を聞くとき、「何て論理的で、表現豊かで、美しい言語なのだろう」としみじみ味わえるようになってきた。 英語に魅せられて、英語と付き合い始めて30年以上。今、やっと本格的に楽しめる段階に来たようだ。 これからである。 昨日主人に、「10年後を目指して、新たな言語も取得しようと思う。スペイン語か中国語かどちらがいいかな」と聞いてみた。 主人はスペイン語を少し話す。ハワイアンの家族と長く住んでいたので、ハワイ語も一部、理解できる。 「アメリカではスペイン語が役に立つけれど、由美子の仕事(国際政治の通訳)を考えると、中国語が大きく将来役に立つと思うよ。アメリカ、中国、日本の関係は非常に重大だから」 主人は私の仕事をよく見て、理解してくれているなあ、と実感した。ありがとう! 1日15分くらいでも毎日続けたら、3年、5年、10年やり続けたら、かなりのところまで行くことを実感している。 一つ外国語を習得した人は、次の言語習得が楽である、とよく言われてきた。 言語の勉強は、その文化を理解することにもなる。さらに世界を広げてみたい。 |
Author
An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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