近くに住んでおられるオアフ島出身のハワイアンの女性、ラニに、昨日も合唱団リハーサルまで車に同乗させてもらった。
車中、いろいろ興味深い話が弾んだ。 ラニは、子どもたちにハワイ文化、音楽を教えておられる。5月末学校でコンサートがあり、それに向けて、すべてのグレードの子供たちに、それぞれの曲目を選んでいるという。 昨年はハワイ島の各地域をテーマに曲選びをしたそうだ。 今年はこの地域、「コハラ」をテーマに曲を選んでいるようだ。 明日の夜はいよいよ、KCSの合唱団コンサート。昨夜のリハーサルは、さらに熱がこもったハードなものとなった。 合唱は、かなりの体力を求められる。 コンサートはおよそ90分。最後まで、各曲に全身全霊を込めて歌うためには、体力が必要だ、としみじみ実感。 指揮者スーザンの体力、持続力には、いつも圧倒される。彼女もマリンスポーツなど、大自然に触れながら体を鍛えておられる様子。 私も定期的に水泳を続いているが、これに加え、筋肉トレーニングもスタートしている。 昨年も大好評だった、私の所属合唱団KCSによるアフリカン・アメリカン・ゴスペル・コンサートが、今週末、行われる。
今年は、コナの海岸近く、ダウンタウンにある大きな教会、St. Michael the Archangel Churchで行われる。 http://konachoralsociety.org/ ここはエアコン付きなので、まずは一安心! メンバーから、「サイズが合わないから」と、とても素敵なドレスを頂いた。私の好きなブルーの色の生地に、花柄!益々練習に励みが出る。 昨年同様、今回もアフリカン・アメリカンの若い女性がソリストで加わる。素晴らしい歌声。今年も楽しみ。 KCSは、ハワイ島のコミュニティがひとつになるよう、地域で光が広げるよう、そのことに貢献したいとの願いをもちつつ、あらゆる分野の音楽に取り組んでいる。 私が加わる少し前には、日本にツアーを行ったようだが、そこでは、日本の歌を現地の合唱団たちと一緒に歌ったそうだ。 今回の曲目もすべて素晴らしい。 神への賛美、感謝、信仰の素晴らしさ、伝道・・・深いテーマがその背後にある。歌う度に、震える。 この中で特に、私が心震える曲がある。以下のコーラス版を、私たちは歌う。 ”Stand By Me - A Hymn by Charles Albert Tindley" https://youtu.be/pTjM1Ek8CoA こんな美しい曲、聞いたことがない・・・過去、歌った歌で、もっとも美しい曲のひとつだ。 歌詞が、物凄い。 KCSのディレクター、KCSのおかげで、このような素晴らしい音楽の世界、様々な世界に誘ってもらい、それを多くの人たちと共有できることに、心から感謝の思いでいっぱいだ。 今月はシカゴ、ワシントンDC出張があったが、「寒かったーー!!」
滞在先のホテルでは、毎日のように「メンテナンス」ドラマがあった。日本ではほとんど体験しない出来事がアメリカではよくある。 改めて、アメリカのホテルや公共設備のメンテナンスについて考えている。これはまたの機会に・・・ 今回はデンバー空港経由でハワイに戻ってきたが、機内が、何となくいつもと雰囲気が違って、面白かった。 ユナイテッド航空の帰りの2機の飛行機のフライトアテンダントは特に、サービスが抜群だった。 ワシントンDCのダラス空港から飛ぶ朝、「ヤバい!」と感じた。 風邪を引きかけるときの症状を感じていた。 ウーバーの運転手から、「お湯にレモンを入れて飲むと良いよ」 ラッキーにもダラス空港でスムーズに手続きが進み、時間ができたので、朝食をしっかりとった。オートミール(麦のおかゆ)にシロップをかけ、目玉焼き、ベーコン、オレンジジュース。ビタミン剤もしっかりとった。お湯とレモンを頼んだが、なかったようで、ライムがついてきた。うーん、ちょっと違うかも・・・ 帰りの飛行機では、時折爆睡していた。隣の人に何度もユラユラもたれかかっていた記憶がうっすらと・・・。優しい男性で、我慢してくださっていたようだ。 ハワイに戻ってから、早急に2月1日の「ブラック・スピリチュアル」コンサートに向け、猛練習を始めた。出張中リハーサルが2回あり、抜けたので頑張って追いつかないと。 このコンサートは数年前からスタート。今年もアメリカの、アフリカ系アメリカ人歴史月間(African-American History Month)である2月1日に行われる。 魂を揺さぶるような曲目のラインアップ。例年、楽しみにしているファンも多いようだ。今回はコナのダウンタウンの大きな教会で歌う。 昨夜のリハーサル。ディレクター、スーザンの曲作りは、妥協がない。ユーモア、厳し指導、温かな励まし。 型にはまらないよう、形だけのコーラスなんかにならないよう、曲に魂を込め、私たち一人一人の人生を投影するよう、何度も呼びかける。 ついに、「顔の筋肉があるだろうがー!筋肉を使え、筋肉を!!」ポーカーフェースから抜け出せない団員たちに叫んでいた。 最後、輪になって、「We Shall Overcome」を全員で歌う。 ディレクターの指揮を見ながら、キング牧師のことを思い、私はまた泣いてしまった。この曲では、いつも嗚咽し、途中歌えなくなってしまう。 2時間15分、ディレクターの1分たりと無駄のない、周到に準備されているリハ。ディレクターのエネルギーの凄さはもちろん、団員も頑張ってついていった。皆、エネルギーを使い果たしただろう。 私も、昼食をしっかりとったのだが、リハの途中お腹がぺこぺこになり、バッテリーが切れそうになった。夜は熟睡。 他の団員も「私も昨夜は熟睡したわ」と。 良き音楽活動は、心身、魂の健康にとって大いなるプラスである。 12月、ただでさえせわしない時期に、主人と私は、コナからワイコロアに引っ越した。
引っ越し作業や片付けはまだ完了していないが、静かで閑静な住宅街に移り、一安心。引っ越し前の場所では、いろいろ困難を極めた、まともな仕事環境づくりが、やっと整いつつあった。 そして年末が来た。 この地域を、夜ドライブしていると、クリスマスの色とりどりの美しいイルミネーションが各家で見られた。それぞれ個性的で、サンタクロース、トナカイ、お家、クリスマス・ツリーなど、鮮やかな光のアートで目を楽しませてくれる。 と同時に、ハッと気づいたのは、楽しいイルミネーションがいっぱいみられる地域、ということは、子育て中のファミリーもたくさん、ということ。 つまり、このご近所は、年越しの夜、大変なことになる・・・ 日本では、皆、紅白を見たり、神社に参拝して静かに平和に年始を迎える人も多い中、ここハワイでは、爆竹騒ぎで新年も迎える。 年越しの時刻に向けて、爆竹の轟音が町で鳴り響く。 最初にそれを体験した時は、驚きと同時に、怖かった。 年に一度の花火&爆竹大会を心待ちにしている子供たちも多いだろう。一方で、この騒々しさを楽しまない人々もいるようだ。私たち夫婦もしかり。 この年末、私たちは、キラウエア火山のロッジに避難することに。 「キラウエア・ロッジ」という小さなロッジ・スタイルのホテルに部屋がとれた。 ロッジは満室だった。 ここは2018年、火山噴火で、地震が多発し、ニュースを賑わせた場所だ。 その噴火も収まり、キラウエア火山は、その姿を変えた、と聞いていた。この火山を見に、多くの旅行者たちがお正月、足を運んでいた。 (続く) |
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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