Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
日々、政治関係の勉強を進めている。今月末のワシントンDC近郊での大きな政治イベントに向けて、基本、上司の饗庭さんがどのような場でスピーチ、またアメリカの要人と会合をもてたとしても、通訳対応できるように、だ。
仕事が忙しくなるほど、私にとって音楽活動は欠かせない。 昨夜も合唱団の練習に向かう。 ディレクターのスーザンが言っているように、「ギア」を大幅に急きょ入れ替えだ。間の複数のギアが完全に吹っ飛んでいる。思いきりリズムに合わせ、歌い踊るゴスペル、スピリチュアルから一転。 春のコンサートの曲のひとつ、Fauré Requiem の練習がスタートした。 KCSメンバーたちの多くは以前、このレクイエムを歌っているそう。 私は初めてだ。 スーザンにとっては、この曲は、音楽の指導、感化を強く受けたお父さんのお葬式にも演奏された曲。また生前、彼女のお父さんがオアフで、亡くなった若者のためにお葬式で指揮をされた音楽。当時子供だったスーザンが、お父さんの涙を初めて目にしたのが、この時だった。 様々な深い思い入れのある音楽を、今春の楽曲のひとつに選んでくれた。 昨夜、作曲者の背景など、共有してくれた。 私が彼女の音楽の指導で惚れていることは、音楽へのパッション、インスピレーションだけではない。 彼女はその音楽面でのしっかりしたアカデミックなベースをもとに、各作曲家が生きていた時代の社会的背景、宗教、文化、政治、国家の状況、国際情勢などを理解し、作曲家をより深く知り、音楽の深み、味を共有しようとしてくれる。 彼女の溢れるエネルギー、パッションに感化され、今回またひとつのコンサートを大成功させた団員たちは、新たなコンサートに向けて、キラキラ輝いていた。 Comments are closed.
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Author
An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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