Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
ハワイに来て驚いた慣習のひとつが、年末年始。大みそかの夜、住宅地で多くの家庭が爆竹をバンバン鳴らすのだ! これはかなりカルチャーショックだった。 日本では、大みそか年越しそばを食べ、紅白を見て、除夜の鐘の音をテレビで聞き、カウントダウンして平和な中、新年を迎える。 新年の朝は早く起きて、当時通っていた教会に参拝、一年の事をお祈りし、お屠蘇を頂く・・・ というのが通常の年越しだった。 この静かな年越しが、とても懐かしい。 爆竹のデカい音に耐えられない私。今年も昨年に続き、主人とキラウェア火山の静かなロッジに避難することに。 昨年滞在したロッジはすでに満員だった。 長い歴史のある、Volcano Houseで部屋がとれた! 1階の私たちの部屋の窓を開けてみると、火山の大きな火口が目の前に広がっていた! うわー!! 現在のホテルの建物は80年近く前に建設されたようだ。 この活火山の火口のすぐ側にあるこのホテルが火山の噴火に燃やされることなく耐えてきたのだ。凄い。 ここは他のホテルにはない、独得の雰囲気に満ちていた。 夜中、主人とカウントダウンをして新年を迎え、キス。 そして眠りについた。 翌日の早朝のこと。 主人が、「由美子―!起きろー!。。。。shooting!」 えっ!誰かが屋根の上で撃っているのかー?!と寝ぼけた私は、訳が分からず飛び起きた。 主人がカーテンを開けると、何と! 火山の火口から、大きな、鮮やかな虹が天に向かって、飛び出している!!(shooting!) 主人がトイレに起きたとき、ふと窓の向こうに鮮やかな虹が、火口から飛び出しているのが見えて、すぐに私をたたき起こしてくれたのだ。 カメラをとる間も惜しみ太い鮮やかな虹にしばし、見入っていた。 後で、ホテルのカウンターのスタッフから写真を頂いた。 屋根で仕事をしていたメンテナンスのスタッフは、弧を描く虹の写真をとっていた。 写真では迫力が伝わりにくいが、美しい鮮やかな虹だった。 新年、祝福の朝で幕を開けた。 感謝でいっぱい。 すでに激動の様相を見せている2020年。その中、新たな希望の光が世界に広がる年となりますように。 Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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