Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
ここハワイ島もコロナ対応の規則は徹底している。
生命を守るために、当然の措置だ。 皆、基本、「Shelter in Place(屋内退避)」を守っている。必要な用事、仕事以外は、外に繰り出さない。 主人と私も徹底している。主人は州の許可のもと、プロジェクトの仕事を進めているが、同僚との車の相乗りもやめた。 買い物も主人と二人で行かない。なるべく混まない時間を見つけ、主人がしっかりマスクをして一人で行っている。 ある週末、二人で、KTA(私の好きなスーパー。日本食の食材が結構揃っている)にショッピングに行った。 ハッキリ言って、疲れた。ショッピングは現在、大仕事である。 まずは、しっかりマスク装着。私たちのもっているマスクは、5回ほど使ったら、また洗って使える。鼻のところでクリップで固定。呼吸もできる。 このスーパーは、アメリカの通常のスーパーと比べると、スペースが狭い。それもあってか、お店の人が、入り口で買い物客の人数制限をしている。 過去2回ほど入れなかったが、今回はスムーズに入れた。 買い物客にもマスクをつけている人が多い。 ある女性はマスク、プラス、眼鏡(サングラス?)をしているため、表情がわからなかった。私は、カートをとりたくて、コミュニケーションをとろうとしたら、彼女も何となくこちらに合図を送ってくれている。爽やかに、ボディーランゲージで合図しあった。不思議と彼女が微笑んでいるのも、雰囲気でわかった。 いよいよ、ESP能力を高めなければならない時がきたか。 お店の中では、皆2メートルほど間隔を互いにあけるようにしている。(Social distance) 「何か今日は、周りがスペースたっぷりで、買い物しやすいなあ・・・」と思い、ふと気が付いた。 マスクをつけていない人たちが、何となく、さりげなく、でも確実に私から距離を置いている。どうやら避けているようだ。 私と同じ棚の列に来なかったり、私が列に行くと、家族みんな、さりげなーく別のところに移ったり・・・。 こちらからの「距離をとろう」「マスクをつけよう」「お互いのために」という強いメッセ―ジが届いているようだ。 (単に、怖がられているのかもしれないが) 野生動物を思い出した。 野生の動物たち、にわとりや鳥たちも皆、餌を物色しつつ、近づいてくる人間の動作をしっかり感知し、うまく距離を置き続ける。 こちらが急に近づくと、すぐに逃げる。飛び立つ。 まさに今、人間世界も、そのような感じかもしれない。 レジに行くと、レジでバーコードを読む人の前に、透明のバリア(板)が置いてあった。互いに息がかからないためだ。 確か手袋もされていたと思う。 ハワイは、普段のんびりしている感じだが、このパンデミック対応は、徹底している。速やかである。 今日も海岸まで降りていったら、警察がしっかり、海岸周辺を偵察していた。 ここ太平洋の真ん中で、パンデミックが発生でもしたら、医療は即,崩壊だ。アメリカ本土に助けを求めても、飛行機でも5時間かかるところから、人的サポートや物的サポート、ヘルプは、簡単に得られない。 ここアメリカのニュースを見ていると、ニュースキャスターたちは皆、自宅などから、別々に対応している。画面に、2つ、3つ、4つの別箇のスクリーンがあり、対話している。 私が毎朝見ている政治番組も、レギュラーの3人が普段は一緒にスタジオで番組を進行しているが、現在は、それぞれ別々に、異なる場所から3つのスクリーンで進行。 最初は、離れているため間の取り方などやりにくそうだったが、今はもうすっかり慣れて、スムーズだ。 見ていても違和感は全くない。 そしてふと日本のニュースを見ると、ギョッとした。 皆、同じスタジオにいるではないか! スタジオって、密封空間のイメージがあるが。窓などもないし・・・ いくら少し距離を取り合っても、あまり意味がないのでは。。。 「怖いなあ・・・」と思っていたら、先日「ニュースキャスターがコロナに感染。。」とのニュース。 ある私の好きなお笑い番組も、たくさんの人が同じスタジオでくっついて座っている!「これ、数か月前に録画したものかしら・・・」もしそうだとしても、今、あまりにも違和感があって、見れない。 ガクトさんの言葉を借りると、日本の対応は「狂ってる」 危機感が足りない。今に始まったことではないが。。。 Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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