Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
ユナイテッド航空が、乗客を飛行機の外に引きづり出された例の出来事以来、飛行機関連の問題やクレームのニュースが急に目につくようになった。 「なぜ急に増えたのだろう・・・」と感じている人もいるかもしれない。 しかし私はずっと、 「なぜみんな、このような扱いに対し、クレームをつけず、じっと辛抱しているのだろう・・・」と思っていた。 やっと注目されてきたか、という感じだ。 最近は、機内で降りる直前に乗客たちが取っ組み合いのケンカをしている映像を目にした。 またある記事を目にした。ざっと以下のような内容だったと記憶している。 ある乗客は持病をもっておられたが、3人席で2人の肥満体の乗客と並んで座ることになった。(これは私も絶対に避けたい席!) もともとエコノミーの席は狭い。その上に、横に並んで座っておられる人々が太っているため、その人たちの体が自身の席からはみ出し、この乗客の席のスペースが、さらに押しやられて狭くなった。 その状態で長時間ずっと押し込められた状態で我慢せざるをえなかったとか。 フライトの後、持病が悪化したそうだ。 この方はフライトアテンダントに何度も、席を変えてほしい、と交渉したそうだ。 「トイレでもよいので、別席に座らせてもらえないか。フライトアテンダントの席に座れないか」など懇願されたようだが、無理。自分の席で姿勢を変えたり、我慢をしていたそうだ。 私も先日のフライトで、横の男性が少し太っており、フライト中ずっと体が触れていた状態で、あまり心地良くなかった。(この男性が紳士的な方だったことが救いだったが) アメリカ国内線エコノミー席の旅は、正直、苦痛だ。 私でも辛いのに、私よりも体の大きいアメリカ人たちは、よく我慢しているなあ、といつも思っていた。 先日に私の横におられたシニアの女性の方が、「あら、また席が狭くなってる」と失望していた。真夜中のフライトだったが、彼女も全く眠れなかったようだ。 遂にアメリカン航空も、次の新しい飛行機の座席は、さらにスペースを削り、小さくして、よりたくさんの乗客を乗せようとしている、と聞いた。 ぞっとした・・・ 私には、旅の楽しい体験が山ほどある。頻繁に利用しているユナイテッド航空は、親切に対応してもらったことも少なくなく、感謝している。 ハワイから本土への便も、スケジュールがとても便利で助かる。 またユナイテッド航空のパイロットたちは、着陸が(悪天候の中でさえも)スムーズで上手だ、との印象をもつ。 パイロットやフライトアテンダント、スタッフの方々に対しては、非常に良い印象をもっている。 (一度、夜中のフライトで、フライトアテンダントの対応にムッとして、クレームをつけたことはあったが) しかし、航空会社に対しては、特にアメリカ国内線のフライトについて、提案したいこと、何とか改善を願えないか、ということが山ほどある。 そしてこれは、私一人だけの悲鳴ではない、と確信している。 (続く) Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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