Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
オーストラリア出張から、無事戻る。
南半球のシドニーは冬だった。 もう少しで風邪をひきかけたが、上司の饗庭さんから薬を分けていただき(饗庭さんも風邪をひかれてしまった・・・)、私の方は何とか食い止めることができた。 出張時、ホテルにプールるときは到着後、体を少し休めた後、ひと泳ぎするようにしている。水泳は、時差の解消に最も効果的な方法だ。飛行機の長旅の後、肩こりなど、体中のコリも結構とれるし、泳いだ後、爽やかなエネルギーが体を巡り、夜も良く休め、翌日の仕事に体調を整えることができる。 体調管理、仕事にベストの状態に臨むことは、出張時の重大な要素のひとつである。通訳の仕事は、本番は集中力がすべてだから。 今回の滞在ホテルのプールは屋外だった。冬なのにオープン。ホテルのスタッフに聞いてみると、温度管理はしているとのこと。 ラッキーなことに到着直後の日は比較的暖かかったので、思い切って泳いだ。周りには誰もおらず、私一人だったが。 翌日からはグッと冷えた。山には雪が降っている、とも聞いた。 オーストラリアは、私にとってタスマニア滞在以来、ほぼ20年ぶり。 シドニーの人々は、温かく親切で、フレンドリー。 今回は、オーストラリアCPACのイベントに参加、饗庭さんがスピーチをされる。 スピーチ当日のこと。会場到着後、イベントでの一人の講演者の発言が物議を醸しだしていたようで、会場外では抗議運動が起こっていた! 会場に入ってみると、何となくピリピリ、殺気立っている空気だ。 控室からも、外のプロテストたちの叫び声が聞こえる。 スピーチの時間になった。私はスーツに着替えたり、持参したヒールに履き替える時間もなく、そのまま饗庭さんについてステージへ走った。 スピーチが始まった。饗庭さんは冒頭、「皆さん、私にはこのプロテストたちの声は、このイベント成功を祝福している声にしか聞こえません!」と。 会場に笑いが広がった。 一気に雰囲気が和み、その後、じっくりお話できた。 数百人の会場の人たちが、皆笑顔で温かく、お話をきいてくださった。共感しながらうなずいてくださっている方々も、 そして最後にはスタンディング・オベーション! 饗庭さんの体験に基づいた、心からのお話、力強い内容。それを温かく受け止め、共感くださるオージーたち。 涙が出た。 https://www.youtube.com/watch?v=yTnjrGmnC8o&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1LSgWZcsWUzD9ugnx5rfkxU9qsS7hZ97Es3DlH3reaEyslbqOQCAnhZXI 終わってから、次々に人々に声をかけられた。 「オーストラリアに来てくださってありがとう!」 「オーストアリアに、ウェルカム!」 「私はカンタス航空のパイロットです。今日は息子に引っ張られてきました。来て本当に良かった。元フライトアテンダントの妻は、日本語を話し、通訳をしています」 「ジェイ(饗庭さん)ありがとう!本当に素晴らしかった!貴方の通訳も素晴らしかったわ。どうやってあんなことができるの」 スピーチ直後は、メディアからのインタビュー。 今回オーストラリアとの、良いご縁づけができた。 私にとっては、爽やかで心温まる、感動のオーストラリアとのリユニオンとなった。 Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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