Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
ロスアンゼルスに向かう飛行機の中で、通路を挟んだ向こう側に、白人の3人家族が座っていた。
教育熱心なお母さんと、2人の兄弟。 お母さんは熱心に、子供たちに帰宅後の宿題などについて話している。 兄弟は個性が強そうで、ケンカしている。お母さんが強く叱る。 「厳しそう。でもしっかり教育されている感じだな」と私は観察していた。 飛行機を降りた途端、この家族は私の後ろを歩いていたのだが、お母さんが、こう話すのが聞こえた。 “Speak to her. She speaks Japanese!” 私は振り向いて、”I do not speak Japanese!”と言ってみた。 「あっ」という反応の後、”I am joking!”と言って、日本語で話しかけた。 気の強そうなお兄ちゃんの方が、日本語を熱心に勉強しているそうだ。 しかし、私が話しかけたとき、恥ずかしがって日本語で答えてくれない。 なぜ日本語を勉強しているの?と尋ねたら、「日本のアニメが大好き!」と。 どのアニメが好きなのか聞いてみると、 「全部!日本のアニメは全部見ている」 アニメを英語の字幕を見ながら、日本語で聞いて、勉強しているそうだ。 来年日本に家族旅行をするそうだが、京都と奈良、そして忍者屋敷に行く、ととても楽しみにされていた。 「忍者屋敷、面白いよ!」といったら、兄弟たちは目を輝かせていた。 名残惜しかったが、次の乗り継ぎのため、急がないといけなかった。 別れ際、7歳くらいの弟の方が私の目を見て、 「あなたにお会いできて本当に嬉しかった!」(英語)と言ってくれた。 とても嬉しかった。 また、爽やかな出会いを頂いた。 日本のアニメ・ファンは、ここハワイ島にもいる。 アニメの文化交流への貢献度の大きさを、改めて実感している。 日本のアニメよ、ありがとう! Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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