2020年の真夏に、東京オリンピック7月24日から8月9日の日程で開催される、とのことだが、かなり無茶ではないか。
私はよく、周りのアメリカ人などから、「日本への旅行を考えているのだけど」「この時期、日本に行くのだけど」など、話を聞いたり、アドバイスを求められることがある。 そこで、私なりにいろいろアドバイスするのだが、特に季節については注意する。日本の気候も多様なので、場所にもよるが、 「(余程の事情がない限り)東京や大阪などに行くなら、7月から8月の真夏日は、できるだけ避けるように」と伝えている。梅雨の時期もできれば避けるように、と伝えている。 春先や、桜の時期、秋の紅葉が見れる時期、冬(日本の冬の空も美しい!)の時期が楽しめる、と伝えている。 私自身、東京と大阪で真夏に仕事、生活をしていた体験から、真夏日の外は、「恐ろしい」ことになっているのを、身をもって実感してきたからだ。今年の夏も、負けてはいないようだ。 現在、ハワイ島のコナに住んでいる。ここも真夏はかなり温度が上がる日もあるが、大阪などの夏と比べたら、湿度が低くカラッとしていて、しのぎやすい。 オリンピックという世界舞台の場で、体力の限界を極める、挑戦する世界中のアスリートたち。 中には日本以上に暑い気候から来ている人たちもいるかもしれないが、大半の人々については、不安だ。大丈夫だろうか。 万が一、イベント中、会場などでエアコン故障、自然災害、トラブルがあったとき、選手やスタッフ、ボランティア、観客など、健康上、危険な状況にならないだろうか。 私はいつも、世界中の人々に、日本のホスピタリティの素晴らしさ、文化の美しさ、人びとの優しさ、日本食の素晴らしさ、和の精神に触れてもらい、感動し、日本のファンになってほしい、と願っている。 東京オリンピックを目指し世界中から集まった人々が、自分たちの国に戻って、 「何とも耐えがたい暑さだった。もう二度と嫌だ」 「脱水状態になって倒れかけた」 「とにかく暑かった」などという土産話が世界中で広がらないことを希望する。 東京オリンピック、果たしてこの時期でないとダメなのか。あらゆる事情、理由があるとは思うのだが・・・ もし変更が不可能なら、気温対策は、バックアップ・プランも含めて、用意周到に準備することが必要であり、それは決して、し過ぎることはないだろう。 "Read, Read, Read and Read!"
このフレーズが、今も時々頭の中をよぎる。 20代の頃、カナダ・クイーンズ大学の語学学校で短期留学した時のこと。あるクラスの先生がある日、正面のボードに大きく書きなぐったフレーズだ。 英語力をアップしていく際にも、リーディングは非常に重大だ。 私も5年ほど前から、アメリカ政治関連を中心に通訳する仕事を頂き、より良いパフォーマンスを目指すため、語彙力、政治関連を猛勉強してきた。 そして勉強すればするほど、「道は長い・・・」という実感が増す一方だ。 そしてさらに最近、国際政治学を極めていきたいとの思い、またその必要性の実感が増してくる。 まずは、読書だ。 インターネットでいろんなブログなどを見ていても、結構いい加減な、また浅い情報発信が見られる。発信者の情報源のソースの信頼性のなさ、また読書量の足りなさが見えてくる。 やはり、ある専門分野について、公的に責任ある内容を発信していくためには、その専門分野に関する本(しっかりした、しかるべき本を中心に)を最低100冊は読み込まないといけない、と教えていただいたことがあるが、まさにそれを実感する。 アカデミックな基盤をもちながら、最新の情報、状況、スピードを増す動きも掴み、その本質を掴んでいく必要がある。 例えば政治だったら、国際政治学、地政学など専門的な勉強、プラスその分野を中心に、関連分野の書籍を幅広く読んでいく必要がある。 私自身も、自分の今後の役割展開、長期的ビジョンを見据えながら、まずは日本語英語の両方で、読書量を上げていくよう心がけている。 (続く) 先日東京出張が入り、私用で滞在を少し延長できたため、久しぶりに日本をじっくり味わうことができた。
溜息の連続であった。 日本食の美味しさはさることながら、行く先々でのサービスの素晴らしさ! 迅速、爽やか、効率的、「顧客本位」の姿勢、仕事に対するプロ意識の高さ。海外の人も高く評価し感動する、日本のホスピタリティの高さ。 私もここで長く生活していたはずなのだが、しばらく離れてアメリカに住み、久しぶり日本の社会に触れることで、軽いカルチャーショックがあったことは否めなかった。 客観的に、まるで外部者のような目で観察している自分がいた。 そして、それら高レベルのサービスについて、日本の人たちは「特別なこと」と感じていない。当たり前のこととして、仕事への姿勢として当然のこととして、身についている。 駅近くのビルにあった本屋さんに感動。そこでの本のラインアップ。本が大好きな私は、しばらく離れたくなかった。 日本語情報はインターネットの恩恵のおかげで、ハワイにいても不足することはない。しかしより知的な情報、しっかりした知識を得たいとき、やはり本、紙の情報は、安心感、充足感がある。 デパートやコンビニでの商品の取り揃えを見ながら、「ハーッ」とため息をついた。店頭がキラキラ輝いている。思いきり買占めして、ハワイ島に持って帰りたかった。 仕事でアメリカ本土に頻繁に飛ぶ私。アメリカのサービスも悪くはない。しかし、日本のサービスとはスタイルが違うように感じる。また、個人的に差があることもある。 日本のサービスの平均的レベルの高さは、やはり世界ファーストクラスのひとつだと実感する。 アメリカ人など外国の友人、知り合いで、日本に旅をする人が多い。彼らは一同声を揃えて、「素晴らしい!本当に楽しかった!」と感想を述べる。こちらから聞いてもいないのに、熱っぽく、旅の内容など、目を輝かせて延々と話してくれる。 先日、ニューヨークから東京に出張で飛んでこられたアメリカ人の男性も、「日本は本当に美しい!東京の規模は大きいのに、ニューヨークよりもずっと清潔で美しい。綺麗だ。日本の人たちは皆丁寧で、優しい!」と目を輝かせておられた。 彼らがお世辞を言っているとは到底思えない。私も同感だから。 今後も、東京オリンピックを含め、国際的イベントを、日本もどんどんホスト国で主催し、世界中から人々を惹きつけてほしい。大和の国の美しさ、和の心、調和、美、食事の旨味・・・などで誇りをもって、世界中の人々を受け入れ、感動させ、日本ファンを増やしてほしい。 そしてそれが、今後、日本国のサバイバル、そして発展、繁栄にも繋がり、世界平和へ貢献していく道にもなるからだ。 日本人、日本食、日本の文化、日本の歴史。日本のファンがたくさん増えることが、民間レベルから世界との関係をよりよく育てることになる。 日本にバックパックでフラッと旅をしにきている若者たちの中に、将来アメリカや他国の大統領、首相、リーダーたちになる可能性もなきにしもあらずだからだ。 先日1週間ぶりに日本からハワイ島に戻ってきた。滞在中、台風も逸れてくれて、イベントも成功、その後も素晴らしい時間を過ごさせていただいた。
帰島後、日本各地で大雨のため大変な被害が各地に出ているニュースを目にし、心痛い。どうか、これ以上被害が広がりませんように・・・。 久しぶりの日本食にエクサイトした私は、「あれも食べたい、これも食べておかねば・・・」とガツガツしていたためか、島に戻ってから、ダウン。しばらく動けなくなった。胃腸の疲れが大きかったようだ。 思いきり休み、やっと回復した今日。何とも爽やかな朝を迎え、主人がプウホヌア・オ・ホナウナウ国立歴史公園に連れていってくれた。 ハワイ王族の血を引く亡くなったお父さんのご家族一同、そしてお母さん側の家族のリユニオン、それぞれの集まりが2つとも今月ここハワイ島で行われる。 それぞれ、数十の家族が全世界からハワイ島に集い、共に時間を過ごす。一緒に準備、食事、歌ったり踊ったり、交流を行う。スピリチュアルな面でも非常に重大なこれあ行事に向けて、主人と一緒にハワイの聖地、ホナウナウに参じた。 13年以上前だったか、亡くなったハワイのお父さん、そしてお母さんが私をここに連れてきてくれた。ちょうどその日、ホクレアの船が到着、スペシャルな日だった。 中に入ると、日中、すでに太陽は高く、陽が照り付けていたが、とても厳かな空気に満ちていた。 スノーケルなどもできる海岸があり、多くの人びとがくつろいだり泳いだりしていた。ここでは騒々しさは皆無、皆、ゆったりと厳かな空気の中、ハワイの自然をたっぷり味わっている感じだった。 私は海岸に立ち尽くした。何と爽やかなエネルギー!! 何て気持ちの良い場所なんだろう! 表現し尽せない、何とも心地良い、爽やかで聖なる、清々しい空気に満ちている。過去にも、素晴らしい感覚を体験したことがあったが、このような感覚は、初体験のような気がした。 ここはまさに聖地、そのもの。 主人は、亡くなったお父さんと対話をしていたようだった。 改めて、この地の素晴らしさ、この地にご縁を頂いた喜びに感謝し、この聖地を御守りし、ここから真なる世界平和、地球の平和に向けて、良き仕事を進めていきたい、との思いを強くした。 |
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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