Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
アーサーは豪快で、明るく元気なハワイアン。
私の主人も体が大きく、普段から力仕事をしているため、腕力もあるようだが、その主人もアーサーのことを、「あんな力の強い男性に、人生の中で会ったことがない」と言った。 主人はアーサーとともに家を建てたり、カメハメハ王の儀式に参加したり、地元のあらゆるイベントに同伴していた。また数多くのルアウを行ったりした。ルアウはハワイアンの宴で、重要な祝いのときなど、豚をつかまえて、イムと呼ばれるかまどで丸焼きにする。イムは火加減を見ないといけないため、寝ずの番も必要だ。 主人は山ほどルアウを手伝ったため、その大変さを痛感していた。 私たちの結婚式のときも仲間からの豚の御供え物のオファーがあったのだが、「ありがとう!でも結構です!」と丁重にお断りしていた。すべてが手作りの結婚式だったので、これにイムを加えると、本番当日フラフラになっていたであろう・・・ 私が滞在させてもらったアーサーたちのお家も、アーサーが設計図を描き、計画デザインして、自分が仲間たち(弟子?)と建てたものだった。 細やかなところまで配慮されていて、感動した。 天井を高くし、シーリングファンを取り付ける。風通りが良く涼しい。 リビング、キッチンはタイルのフロアに絨毯。だから掃除がしやすい。奥の寝室などは廊下からカーペットを敷き詰めているので、夜は静か。(人の歩く音が聞こえない。カーペットは、腰にも負担が少ない、と聞く) お家の前庭の入口の坂に沿って、ハワイ諸島の島のそれぞれの名前を書いた頑丈な標識がしっかり並んでいる。 (続く) Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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