Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
今回のアメリカ大統領選挙で、改めて、いかに大手メディアの日々の情報があてにならないか、思い知らされた。
ここアメリカに来て以来、頻繁に聴いていた番組も、今回の選挙に関して、あまりにも偏向報道がひどい、と感じ、ある時期から聞けなくなった。 著名なサイトの、頻繁に更新されていた世論調査も、選挙結果は大きく異なる様相を見せた。 世論調査の実態はどうだったのか。人びとが世論調査員から問われたとき、「この人を支持する」と言っておきながら実際は別の候補に投票したか、あるいは世論調査の対象者、対象の土地などが偏っていたのではないか、とも疑ったりする。 仕事関係で身近に入ってきていた公式情報、現場情報のみ、現場の動向、情勢を反映していた。 また、アメリカの身近な人々の声、「世論調査はあてにならないよ」「実際、投票日になってみないとわからない」「どちらが、国民の心を掴んでいるかだ」が、正確なものの一つだった。 ある保守番組の主要コメンテーターが、「アメリカ国民は今回の大統領選挙で、主要メディアへの信頼を失ったと思う」「メディアの言うことを信じられなくなったと思う」と言っていたが、同感だ。 メディア・リタラシーという言葉がある。これは、世の中に溢れているメディア情報を主体的に読解し、必要な情報を引き出して真偽を見抜き活用する能力のことだ。 インターネット情報も、情報源のひとつではあるが、インターネット上の情報だけだと、知識や理解が浅いところまでしかいかない。 やはり「読書」だ。読書の重要性を、改めて実感する。 Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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