Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
このカナダの学校の厳しい規則、「母国語を一切、話してはならない」を、私は真面目に実践した。
気がつけば、ケベック州(フランス語圏)から英語の勉強に来ているカナダ人学生たちの中にどっぷり入り、英語でワイワイやっていた。 もう一人、日本人男子学生も日本語を全く使わない。彼とともに、現地にどっぷり入り込んでいた。 学校のコースが終わり、ラストパーティがあった。この日のみ、母国語を話すのが許される。この日初めて、この男子学生は東京弁(?)で、私は関西弁バリバリであることにお互い気づき、英語で話す時と違って何かチグハグなのがおかしかった。 ある日本人学生の女性が私のところにきて、直撃インタビューをされた。 「あなたが羨ましい。どうやってあなたのように、現地の人たちの中に飛び込んで、どっぷり入っていけるの」と。 実際、周りの日本人学生は結構、日本人だけで群れていたし、一緒に行動し、学校のルールを破り日本語で会話していた、と聞いた。 私の場合、来る前に日本ですでにかなり勉強して準備していたこともあるが、それだけではないと思う。 「この機会を思い切り生かす」「無駄にしない」という決意、覚悟とコミットメントがあったと思う。 「高額のお金をかけて留学しにきた。このお金とエネルギーを無駄にしたくない」という思いがあった。 実際、仲良くしていたこの男子学生は、英語の勉強はスタートしたばかりの感じだったが、現地の人々に飛び込んでいたし、日本語を話さず、英語のコミュニケーションを行うことに絶えず努力していた。彼の英語力はメキメキ伸びてゆき、カナダ人たちといつも一緒に楽しくやっていた。 (続く) Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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