Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
思い返せば、この口惜しさの体験の積み重ねが、私をここまで押し上げてきてくれた。 そしてそれは今も続いている。今アメリカに移住し、ネイティブスピーカーを目指す私。アメリカや世界、社会のいろんなことや問題などが見えてくるにつけ、意見を述べたい、人々に伝えたい、と感じることが次から次へと出てくる。 しかし、まずは自分の実力が満ちてくるのを待つしかない。とにかくコツコツ勉強を続け、力が満ちてくるのを待つ。 カレッジを卒業して就職、会社を辞めて2年後、カナダのクイーンズ大学、語学学校に数か月間語学留学をした。2年間ほど独学した後だったので、語彙力はかなりあった。 カナダの語学学校の先生も驚いておられた。 しかし私にとって初めての海外生活、コミュニケーションは思うようにいかない。ある白人の先生に、自分の考えを伝えようとするのだが、うまく伝わらない。 「違うのに!」と悔しい思いをしたことも。 私が向かった、カナダのクイーンズ大学の語学学校では、「母国語を話したら本国に送り返す」という厳しい決まりがあった。私はこの規則が気に入って、この学校を選んだ。 「日本人が少ないし、厳しそうだ。英語が伸びそうだ・・・」 留学中、日本人は日本語の使用禁止、ケベックから来た学生たちは母国語のフランス語使用禁止。皆、現地の各家庭にホームステイをするので、家に帰ってからも英語のみ。 私はこのルールを忠実に守っていた。 しかし1か月たったある日、たまらなくなって、日本人の友人の前で大泣きした。 日本語でコミュニケーションしたいレベルまで、英語力がとても追い付かない。ストレスがかなり溜まっていたようだ。 学生仲間に1時間ほど泣きながら日本語で愚痴をこぼした。 思いきり泣いて、聞いてもらったらスッキリして、気を取り直して、また英語のみの生活を再開した。 その後はコースの最後まで頑張った。 この友人はその後、クイーンズ大学に留学した。優秀な人だったので、今頃活躍されているだろう。今どうされているのかな。本当に感謝している。 数か月たって、気が付くと私は、カナダで英語のみの生活を満喫していた。 ホストファミリーからは、「由美子はソーシャルバタフライね!」(社交的で活発な人)と言われた。 ある白人の先生は、「あなたは私よりも、このコミュニティで有名かもね!」 私は英語のコミュニケーションを楽しみ、現地で飛び回っていた。 ハワイ島、ワイメアの風景 ここは学生たちがいっぱい。 Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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