Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
「日本人の他の学生たちは、おとなしい。発言しない。どうしたらいいのかしら・・・」この白人の先生は困っておられた。 その後、先生は日本に飛んでいた。どうやら、日本の英語教育現場を視察に行かれたようだった。 カナダに戻ってきた先生は、私にこう言った。 「理由がわかったわ!」 先生が見てきた日本の英語クラスは、こうだった。 先生が一方的に話す。それを生徒たちが、じっと聞いている。またはノートをとる。これだけ。双方向のやりとり、また生徒にどんどん発言されたり、というやりとりは、どうやらほとんど見られなかったからだ。 「どうりで・・・」先生は納得されていた様子だった。 私の場合、ここに来る前、7年前にすでにカレッジで、「洗礼」を受けていた。英語ペラペラの帰国子女たちの前で、「英語スピーチ」「英語でのQ&A」。クラスはすべてが英語のみで行われる。そんな環境にいきなり入れられた。 最初は針のむしろで辛かったが、とにかくやるしかない。そのうちに、度胸がついていった。 ここカナダでのクラス、生活も「英語オンリー」だった。学校では英語のみでクラスが行われ、私は例の男子学生とともに、いつもカナダ人たちと一緒に群れていた。 もちろん会話は英語のみ。日本人同志、日本語で会話している(この留学のルール違反)学生たちとは、おのずと距離を置いていた。 家に帰ったら、ホストファミリーと英語で会話。 親からやっと許可された留学だ。お金もエネルギーもたくさん投資している。限られた時間、無駄にしたくなかった。 気が付けば、クラスでカナダ人たちに英語でスピーチしているのを、楽しんでいる自分がいた。 (続く) コナは溶岩の島! Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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