Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
「トランプ大統領がポーランドでファーストレディーから握手を拒絶された」との報道が、その一部の映像のみ流されて、フォーカスされている。
「もうこの手の報道手法は、いい加減にしてほしい」というのが正直なところ。 ビデオをよく見てほしい。 ポーランドのファーストレディーは、アメリカのファーストレディであるメラニア夫人に先に握手をするため、まず手を指し出して、その後に即、トランプと握手をしている。 レディーファーストのカルチャーでは、このような所作は、何も不自然なことではない。 「いかにアメリカの大統領を貶めるか」との、リベラルメディアの意図が見え見え。こういう報道の仕方は、もううんざりだ。 私は、メディアによる政策、政治批判は必要だと思う。 しかし、ここしばらく激しくなっている、明らかに悪意が見える、一部報道のあり方や、不公平な報道の仕方、話し手の文脈無視で、その言葉の一部だけ取り上げて拡大して報道・・・ これは、そのテレビ局などのメディアが、明らかに自分たちの持っていきたい方向に、メディアの力を使って誘導している。 これは、悪、ではないか。 これにうんざりしているのは、私だけではない。 いろんなアメリカ人たちと話をする。彼らの話を聞く中で、「メディアの言うことは信じられない」との声を多く聞く。 先日飛行機の中で、あるアメリカ人の方(教職員労働組合のリーダー)と話が弾んだ。 「メディアの報道のあり方は、昔はこんなではなかった。事実を客観的に伝える、というところから、少しずつズレていき、今手に負えないほどになった。」 「人々は、メディア側(ホストなど)の解釈を聞きたくない。事実を淡々と伝えてほしい。誘導しないでほしい」 共感した。 アメリカの教育現場の現状を聞きながら、改めてテレビや新聞の報道だけでなくて、現場の声、生の話を直接聞くことが重要だ、と実感。 実際に現場で汗を流し、教育の状況をより良くしていきたい、と日々取り組んでいる人たちの声を聞くことが重要だ。 確かに、メディア報道の中にも、重要な情報はたくさんある。 メディアの本来の役割は大きい。 メディアのあり方を、根本的に見直す時期に来ているのでは。 それは、アメリカだけでなく、日本でも全く同様である。 Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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