Messages from Big Island, Hawaii, in Japanese and English
しばらく忙しかった主人、この週末は思い切ってオフをとってくれた。
久しぶり映画デート。 リリースされたばかりの、「美女と野獣」を見に行った。実写リメイク版と聞き、ワクワク! 恥ずかしながら、私はまだアニメも見たことがなかったが、このテーマ音楽は、弟夫婦が結婚式パーティでBGMで流していた。思い出深く、またとても心惹かれるメロディーで、大好き。 映画館の中で、何と3つの劇場で、「美女と野獣」を放映していた。私たちの劇場もほぼ満員。 一人でオフを楽しむ若い女性、年配カップル、小さい子供連れの大家族、など様々だ。 期待を裏切らないストーリー展開、美しい映像、音楽。時折訪れるハイライトシーン。 美女と野獣が踊る舞踏会のシーンは、ティーポットが歌っていたのね・・・ 何か、心にジーンと深くくる。 胸がポカポカ・・・悲しさと、切なさと、愛おしさ、ワクワクする思い。 最後のハイライトが終わり、映画がクローズした途端、劇場では拍手が起こった。 ずっと拍手していた男性がいた。 映画でもアンコールがあればいいのにな、と思った。 主人の予測通り、やはりフランスの民話をもとにしたストーリーだった。 なぜか、心に残る。 これだけたくさんの人々に長く愛されてきたストーリーだけあって、やはり深みがある。 映画の中でもシェークスピアの本についての会話が出てくる。 本の好きなベルは、野獣のもつ知的さにも惹かれていた。 私は普段、ハリウッド俳優たちのインタビュー番組も良く見るのだが、欧米のエンターテイメントの中でもやはりシェークスピアは、大きな原点なのだ、と感じることが多い。 何と主人も、「シェークスピアが大好きだ」と。この日初めて知った。 シェークスピアは、人間の苦悩、心の葛藤、動きを良く描写しており、それが醍醐味のようだ。 主人はシェークスピアのセリフの言葉が好きだと言う。ハムレットの中のセリフを、そらで語ってくれた。 「英語も古典英語だから、最初はとっつきにくいけど、10分ほどじっと聞き続けていると、引き込まれてくるよ」と。オアフ島に住んでいた時は、劇場にも良く通ったとか。 私も、欧米社会、文化をより理解するためには、古典も知らなくちゃ、と改めて思った。 帰宅後、舞踏会のシーンを再現したくて、主人を踊りに誘った。 「僕が野獣か・・・」と笑いながら、クルクル回らせてくれた。 フランス文学、イギリス文学への深い興味が湧いてきた。 Comments are closed.
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An Interpreter for JCU Archives
April 2021
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